毎週新しいソフトで遊ぶことのできるドリームライブラリ。思う存分メガドライブの名作を、心ゆくまでPCエンジンの傑作を! いままでセガファンだった人にも、これからもセガファンの人にもオススメしたいこのゲーム。最終回となる今回は“海外からの作品”2本の紹介です。長い間ありがとうございました。  
 
■ LIBRARY ■
 
 
  『エコー・ザ・ドルフィン』
メガドライブ/セガ/1993年7月30日発売)
ドリームライブラリ2001年1月19日〜〜
 
     
 
宇宙を泳ぐイルカ
エコー・ザ・ドルフィン!
 
   
 
©1993 SEGA
 頭に7つの斑点をもつイルカの“エコー”が、仲間のイルカを助けるため広い海を舞台に冒険を繰り広げるアクションゲーム。美しいグラフィックと予想外の展開をするストーリー、そして泳いでいるだけで楽しい操作感覚は高い評価を得た。30近いステージがあり、他の海に続く道を探しあて通り抜ければステージクリアとなる。
     
   エコーは歌(音波)を発し、イルカやシャチといった仲間と会話をすることができる。これで新しい情報を入手し、他の海に続く道を探すのだ。「巻貝を岩にぶつければ壊すことができる」、「大蛸の横はゆっくり泳げば襲われない」などプレーしていて盲点となることをヒントとして教えてくれるのである。もっともステージが進み古代の海から宇宙(!)まで飛び出した頃には、そのヒントも抽象的になりわかりにくくはなるのだが……。
 
     
 
 エコーのアクションは多彩で、普通に泳ぐだけでなく、ボタン連打による速い移動や海面からジャンプをして岩の飛び越しなどができる。クラゲやサメといった敵に対してはダッシュアタックで体当たりして戦ったり、腹が減ったら(体力が減ったら)小魚も食べるといったことも可能だ。しかし、エコーは哺乳類。時々海面にあがって呼吸をしなければならない。実はエコーにとって、これが一番の弱点なのである。
 
     
   真夏に発売された『エコー』は海中のグラフィックが秀逸で、見ているだけで涼しい気持ちになれるクーラーいらずのゲームである。メガドライブでは『〜II』『〜CD』と発売された人気作で、ついに2001年1月25日には、ドリームキャストで“エコー”が甦った(『エコー・ザ・ドルフィンDEFENDER OF THE FUTURE』)。これを機会に、あるひとつの星を救った最強のイルカの伝説を訪ねてみるのもよいのでは。  
 
 
  『トージャム&アール』
(メガドライブ/セガ/1992年3月13日発売)
ドリームライブラリ2001年1月19日〜
 
     
 
食べるの踊るの大好き
チキュー大好きな宇宙人
 
   
 
©1991 JVP
©1991
SEGA Enterprises Ltd.
“TOEJAM & EARL”is a
trademark of JVP.
All Rights Reserved.
 海外からやって来た数多くのすっとんきょうなキャラクターのなかでも、このふたりほどインパクトのある出で立ちはいない。ゲームとしての完成度も高く、キャラクターの多彩なアクションや遊ぶたびに違うマップはプレイヤーを飽きさせることがない。ラップとフードが大好きなトージャムとアールが“チキューとかいうおかしな星”で大冒険をするアクション。
 
     
   自慢の宇宙船で銀河をドライブしていると、アール(ぶよぶよの黄色い体に黒いサングラスの方)がうっかり隕石に衝突し、“チキュー”に不時着。10個の宇宙船の部品を探し出せば帰ることができるかも――というのがストーリー。トージャム(赤い体にTJと彫られたペンダントをしている)とアールはマップをひたすら歩き回って部品を探すことになるのだ。  
     
 
 登場するキャラクターも一度見たら忘れられない連中ばかり。ハワイの若い娘“ワヒニ”は魅力的な踊りで近づくものをつい踊らせてしまうし、“転がりハムスター”はプラスチックのボールのなかに入ってゴロゴロ転がってくる。いつもニンジンの衣装を着ている老人“ワイズマン”や、“芝刈り親分”、“ワイワイ軍団”など強烈な個性がてんこ盛りである。
 
     
   識別されてないプレゼント(お役立ちアイテム)は開けるまで何が入っているかわからない。食べ物やジャンプシューズなら嬉しいのだが、ラムネ(ゲップが止まらなくなる)や雨雲(雷が落ちる)だったら運が悪い。うまくアイテムも使いこなし、ついに宇宙船を完成させるとメガドラ史上もっとも衝撃的なエンディングが待っている。これを見れば『トージャム&アール』の虜になることは間違いない。